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10年プラス収支者を輩出したAIデータ分析【シン・競馬新聞】の開発者ブログ

2017年の天皇賞秋はキタサンブラックで決まりなのか?宝塚記念で人気を裏切る形になった大本命馬が天皇賞秋ぶっつけというローテーションを選んだ。これは有馬記念まで走るぞという意思表示だろう。そして、年内引退が決まっていることからも最後は華々しく引退したい意向があるはず。

その点を考慮すると天皇賞秋への勝負度合いは低めと見積もることができる。実績では抜けたキタサンブラックも人間の事情が絡めばつけいるスキがでてくる。もちろん宝塚記念の凡走からメンタルがどうかという点も心配もあり過剰な人気にはならなそうだ。

天皇賞秋のレースラップ比較図を見ると近年は一定のペースであることが分かる。フラットなペースから直線での末脚勝負となるためスタミナも好走のために重要なカギとなる。過去の好走馬を見ても長めの距離に実績のある馬が多かった。こういうタイプで中団より前で競馬できると信頼度は上がる。

データ分析:http://www.keibasite.com/tennoshoaki/

 

天皇賞で穴をあけるタイプは2200以上の距離実績に乏しいが差し脚が鋭いタイプ。ディープインパクト産駒なら買いやすい。距離不安があっても末脚の爆発力でカバーできそうな馬を狙ってみるといいだろう。そういった馬を探すことでカンタンに穴馬が見つかることがある。

菊花賞2017の回顧

台風のおかげで未曾有の不良馬場で行われた菊花賞。とんでもないスタミナ勝負のレースを見て一昔前の感覚がよみがえってきた。

こういうレースになれば脚を余すということがないから納得感があるんだな。ああ間違ってたなというのが明確だから次にもつながりやすい。

雨のせいかテンションが高い馬が多くて不良馬場にしては速かった。勝ったキセキは出遅れながらも充実ぶりがそのまま表れての勝利。精神的にも強くなったことを証明する一戦となった。

あまり過信できないタイプと見ていたが気持ちよく走らせたデムーロの腕も良かったと思う。しっかりと勝ち切る脚を残しているのはさすが。

2着には10番人気のクリンチャー。デビュー戦の重馬場で大敗していたがメンタルが強化できれば道悪の競馬は克服できると言いたげな激走となった。抑えには回せるが本命には推しづらいタイプ。

このクリンチャーに4コーナーから押し出されるハメになったのがダンビュライト。早めにいかざるを得ない状況で前走の二の舞になってしまった。それほどクリンチャーの手ごたえが良かったのだろう。ワンテンポ遅らせることができれば3着にはこれたかも。

消耗戦で開花したポポカテペトルが13番人気で3着。ゴールドマイニングで見つけた金脈馬であったがスタミナの裏付けに乏しく抑えまで。軸なら完全にウハウハだったんだがデータを重視しすぎた。

本命にしたサトノクロニクルはパドックからイレこむ始末。今までに見せたことがなく、おそらく雨が嫌いなのだろう。かみ合わない時はこんなもん。

あーいい情報だけを見せられたら良かったんだが。これっていう勝負できる穴を見せたい。

菊花賞2017穴馬の特定ポイント

どうやら2017年の菊花賞はじゃんじゃん降りそうな雨予報。しとしと降り続いた秋華賞とは違い分かりやすい馬場で行われるのはありがたい。

菊花賞は混戦にならざるを得ない事情がある。日本ダービー1着から3着まで出走しないからだ。そこに雨という要素が加われば人気馬からいくのは・・・ねえ。

すでに枠順確定しているが、例年好走している1~2枠には予想オッズ人気馬が入らなかった。人気になりそうな馬が6~8枠に集中。やはり穴からという思いを強くする並びである。

1枠で切れそうなのはブレスジャーニー。昨年の今頃はG1レースで期待されたが順調にはいかず菊花賞ぶっつけ本番。馬主が要望したメモリアルな印象もあり手が出せない。

1枠から3枠までにステイゴールド産駒が4頭入るという怪しい配置。ここから1頭はという気になってくるが、どれも強調するほどの実績はない。あくまで試金石であることを前提にして買うべきだろう。

この並びなら思い切り良く外の人気馬を軽視する手もある。ただ、それでも絞り込みが容易でないことから穴軸で攻めることを前提としたい。

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投資競馬はライフスタイルの1つに過ぎない

競馬はギャンブルですが、推理モノのようにストーリー展開で考えることができるし、統計のようなデータで予測しようとすることもできる。

私が興味を持つのは結果に結びつく馬券の購入プロセス。色々と仮説を立てて合理的な結果を得られるかを楽しんでいる。これの最終的な目標は、プロセスの自動化となる。

競馬予想は色々な切り口があってしかるべきなのに、いま予想と呼ばれているものは馬柱から結果を読み解くという手法だけしか指していない。

まず、この手法があり、その下に血統予想家などファクターに沿ったプロがいるのだが、これはベストな選択とは言えないと考えている。

つまり、今の予想と呼ばれているものは馬柱活用法と言った方が適切だろう。あくまで馬柱の影響力下にいること前提に予想すれば、そこから発生する利益を奪い合うだけなので回収率は控除率ぶんだけ近くなるのは避けられない。

さらに、いまのドングリの背比べのような差のない競馬において、数字の価値を明らかにしていくことは容易でなくなっている。以前のようにペースを作る競馬ではタイムが能力序列とリンクすることが多かったが今はそうもいかない。

最も格の高いG1レースでも牽制しあうことでスローペースの競馬が量産されているからだ。1着になる馬を競っていることは分かるが、競走馬の強さがどこにあるのかが明確になっていない。

ゆっくりとしたラクなペースで勝った馬は強いのか、それとも弱いのか。その可能性はどちらでもある。そう、スローペースは事実がハッキリと見えてこないのだ。

そのため曖昧な判断を強いられることになってきたのが最近の競馬予想事情と言える。そんな状況だからこそ、とかく流し馬券で手広く買う人がどんどん増えてきている。

そのような事態を引き起こさないようにするのがデータ分析の役目である。現在と過去あらゆるファクターを分析して、馬柱の数字がどのような価値が含まれているのか検証していく。

 

とにかく正攻法で1つ1つ丁寧に分析することで価値や事実関係を明らかにしていく。スローペース時代の競馬予想はコストが高くつきやすく能力を発揮する前に負けていく人が多い。

能力を発揮するための環境を作りだすことを意識してシステム構築をしている。これからは分担作業を明確にして効率化していく投資競馬の時代になると思っている。